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こんにちは。
 
 
「近代音楽の父」と呼ばれるバッハの曲で、特によく知られている名曲を5つご紹介します。
 
 
よく耳にする曲ばかりと思いますが、バロック音楽はモーツァルト・ベートーベンなど古典派以降の音楽家の曲とは、曲の構成や使われる楽器に違いがあります。
 
 
ですから、少し音楽用語が説明に増えてしまいますが、メロディー(主旋律)が複数あったりするちょっと変わった感じととらえてもらうるとよいと思います。
 
 
基本は、キリスト教音楽(教会音楽)なので、心が洗われるような「やっぱりバッハは神だ! 神の曲だー!」と思える音の連続です。

 
 

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(1)トッカ―タとフーガ

 


 
「トッカータとフーガ ニ短調 BWV565」は、バッハが20代半ばに作曲したオルガンのための楽曲です。
 
 
トッカータは、主に鍵盤楽器による速い走句(パッセージ)や細かな音形の変化などを伴った即興的な楽曲を指し、技巧的な表現を特徴とする。
 
 
イタリア語のtoccare(触れる)に由来しており、オルガンやチェンバロの調子、調律を見るための試し弾きといった意味を持つ。最初期の鍵盤用トッカータは16世紀中ごろに北イタリアで現れた。
 
 
「フーガ」というのは「対位法」による音楽形式で、主題を複数の音が次々に追いかけて演奏する様式の曲です。
 
 
「対位法」というのは、あるメロディの下または上に一定の法則で、きれいに調和するメロディを1つ、またもう1つと書いていく技法になります。
 
 
バッハが活動していた頃の音楽はポリフォニー(多声)音楽といい、その後のモーツァルトやベートーベンなどの古典派のホモフォニー音楽とは異なるのでした。
 
 
 

(2)小フーガト短調

 


 
「フーガ」は14~5世紀に萌芽がみられ、バッハにより完成させられたポリフォニーの代表的楽曲です。
 
 
古典派以降の音楽と異なるので、ピアノで習うとイラっとする人が多いです。(←私のこと……)
 
 
バッハの曲は「中世」に近いイメージがあって、宗教的でとても美しいですね。私はこの曲が一番好きです。心が落ち着きます。
 
 
バッハはチェンバロの曲を作っているので、どんなに弾き方をそれらしくしてもバッハの曲とは違うと思えてしまいます。

 
 

(3)G線上のアリア

 


 
通称「G線上のアリア」といわれますが、もとは「管弦楽組曲第3番」の「アリア」で弦楽合奏で演奏される曲です。「アリア」らしいしっとりした美しい曲で人気があります。
 
 
この曲が「G線上」と呼ばれるのは、バイオリニストのウィルヘルミがバイオリンの独奏用に編曲したからでした。
 
 
そのとき、バイオリンの4本の弦の中の最も低い弦「G線(ゲー線)」だけで演奏するように編曲したのでこう呼ばれるのでした。ちなみに「G線(ゲー線)」は、構えたとき一番上にくる弦です。
 
 
他の弦を使うほうがずっと弾きやすいのに、あえてこのように作ったということです。

 
 

(4)主よ人の望みの喜びよ

 



 
「主よ人の望みの喜びよ」は、バッハの教会カンタータ「心と口と行いと生活」の中に登場するメロディです
 
 
カンタータというのは、オーケストラの伴奏付きの声楽曲で、独唱曲(アリア)、重唱曲、合唱曲など複数の楽曲が1曲として構成されます。
 
 
教会オルガニストとして活躍していたバッハらしい宗教的な楽曲です。
 
 
このようなキリスト教的題材を扱ったカンタータを「教会カンタータ」と呼び、その中でも特に物語性の強いものを「オラトリオ」と呼びます。

 
 

(5)マタイ受難曲

 

 
バッハの「マタイ受難曲」は新約聖書「マタイによる福音書」の26、27章のキリストの受難を題材にしています。
 
 
新約聖書のキリストの話で、最後の晩餐からのキリストの磔刑までの通して3時間ほどの大作です。
 
 
他にキリストの弟子で同じく「福音書」を残したヨハネ・ルカ・マルコの受難曲も、今は消失していますが作っていたという説もあります。
 
 
やっぱり神にささげる曲という感じですね。

 
 

おわりに


宗教的な音楽が好きな人、「トッカ―タ」「フーガ」が好きな人にとって、バッハの曲は天上の音楽のように聴こえるでしょう。私も、かなりバッハは特別です。
 
 
教会のパイプオルガンで演奏されるのを聴きたいです。
 
 
心が洗われるような感じがするのは、やはりバッハがずっと教会音楽=「キリスト教の音楽」を手がけていたからでしょう。
 
 
ヨーロッパでは文化・芸術・科学など全ての事象が、キリスト教の基盤の元に築かれてきました。
 
 
良い面、悪い面、さまざまな影響を与えていますが、「音楽」に関してはたいへんよい影響を与えているように思います。

 
 

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