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こんにちは!
 
アンデルセン童話は、切なく美しい最後が印象的な物語が多いです。
 
 
その中でも際立っているのが、この「人魚姫」。
人魚の伝説は世界のいたるところにあります。
 
 
もちろん日本にも!
日本では「八百比丘尼」の伝説として各地に残っているのです。
 
 
それをテーマにアンデルセンが創作した「人魚姫」のあらすじを、簡単に紹介します。
 
 

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アンデルセン童話「人魚姫」のあらすじを簡単に

人魚のお城の6人の人魚姫

 

 
遠い遠い海の底に、人魚のお城がありました。お城には王様と6人の人魚姫が住んでいました。
 
 
いちばん下の末娘は、とびきり美しく姉たちに比べて物静かで賢い人魚姫でした。
 
 
人魚姫は、15歳になると海から出て、人間の世界に行くことができるようになります。
 
 
15歳になった姉たちは、陸で見聞きしたことをお城に戻って話して聞かせてくれたのでした。
 
 
末の人魚姫は、お姉さんたちが見てきた人間の世界の話を聞いて、自分も早く人間の世界へ行きたいと楽しみにしていました。
 
 
今では夕方に姉たち5人で手を組んで水の上へあがり、嵐が来かけると、船のそばへおよいでいって「海の底は美しいから沈むのを怖がらなくていいのよ」という意味の歌をうたってやるのでした。
 
 
とうとう15歳になった末の人魚姫が海の上に顔を出すと、夕闇の中にたくさんの明かりをつけた船が見えました。
 
 
船室の窓から船の中をそっとのぞいてみると、たくさんの着飾った人たちがいました。
 
 
その中にとてもハンサムな王子様がいました。どうやら、この船の中で王子様の誕生日のお祝いをしているようです。
 
 
人魚姫は、一目で王子様に恋をしました。
 
 
その時、突然嵐が船を襲い、人々は海に投げ出されませました。王子様が海の中に沈んでい久野を見た人魚姫は、王子様を助け上げ、浜辺まで運んで介抱しました。
 
 
人魚姫は王子様が目を覚ますまで声をかけ続けました。
 
 
するとそこへ、どこからか娘がやってきたので、人魚姫は驚いて海へ身を隠しました。
 
 
娘は王子様を見つけて驚き、王様を抱き上げたとき、王子様がぱちっと目を覚ましました。
 
 
王子様は目の前にいる娘に助けられたと勘違いし、娘に向かってほほえみかけました。
 
 
王子様を助けたのは自分だということを知ってもらえなかった人魚姫は、悲しい気持ちで海に帰りました。

 
 

人間になりたい人魚姫

 

 
人魚のお城に戻った人魚姫は、自分も本当の人間になって王子様のそばにいたいと思うようになりました。お姉さんから王子様の住んでいるお城を教えてもらい、よく見に行くようにもなりました。
 
 
人魚姫は、日に日に王子様に会いたい気持ちが募ってきました。
 
 
そして、人魚のお城の舞踏会の日、人魚姫はこっそりお城を抜け出して人魚姫は海の魔女のところへ行き、「人間にしてください」とお願いしました。
 
 
魔女は人魚姫の王子様への想いなどお見通しでした。
 
 
そして、人魚姫の「美しい声」と引替えに、人間にしてくれると言います。
 
 
また、魔女は王子様が他の女性と結婚すると、人魚姫は2度と人魚に戻れず、海の泡になって消えてしまうというもう1つの条件を出しました。
 
 
人魚姫は2つの条件をのみ、人間になることを決めました。
 
 
王子様のお城の近くの浜辺で、人魚姫は人間になる薬を飲み、そのまま眠ってしまいました。

 

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王子様の元へ行く人魚姫

 

 
しばらくして目が覚めると足に鋭い痛みを感じ、すぐそばに王子様が立っているのに気づきました。でも、人魚姫は声を出したくてもまったく声が出せませんでした。
 
 
王子様は何も話さない人魚姫を自分のお城まで連れて行き、まるで妹のように可愛がってくれました。
 
 
人魚姫は美しい声で歌うことはできなくなりましたが、素晴らしくダンスが上手で、この世のものとは思えない美しさでした。
 
 
王子は人魚姫を馬に乗せてくれたり、森を一緒に散歩したりして楽しみました。
 
 
そのうち、人魚のお姉さんたちが海上に出て来て、海底のみんながとても寂しがっているわと、毎晩話すようになりました。
 
 
王子は人魚姫が好きになりましたが、お妃にしようとは思えませんでした。
 
 
王子様は、浜辺で助けてくれた娘のことが忘れられなかったのです。
 
 
本当に王子様を助けたのは人魚姫でしたが、王子様はその娘が助けてくれたと思い込んでいたのでした。

 
 

王子様の結婚

 

 
王子様と隣の国のお姫様との縁談ががもちあがりました。
 
 
そのお姫様に会うための船旅で、王子様は人魚姫に「ぼくは、そのお姫様のことを好きにはなれないだろう」と言いました。
 
 
ところが、そのお姫様を一目見た王子様は、海で溺れたときに自分を救ってくれた娘だと分かり驚きました。
 
 
王子様はお姫様を抱きしめました。そして、「ああ、ぼくはなんて幸福なんだ!」と人魚姫に言いました。
 
 
人魚姫は王様子の手にキスをしましたが、心臓は苦しくて今にも破れそうでした。

 
 

泡になった人魚姫

 

 
王子様の結婚式が近づいたある夜、海にお姉さんたちがナイフを持って現れました。
 
 
お姉さんたちは、「このナイフで王子様の胸を刺しなさい。その血が足にかかったら、おさかなの尾に戻れるわ。海の泡にならなくて済むのよ」言いました。
 
 
お姉さんたちの美しい髪は、短く切られていました。人魚姫を救うため、魔法のナイフと引き換えに魔女に与えたのです。
 
 
人魚姫はナイフを受け取り、王子様が寝ている部屋へ忍び込み殺そうとしましたが、愛する王子様を殺すことはできませんでした。
 
 
人魚姫は、ナイフを海に投げ捨てました。すると、投げた所から赤い光がさしました。
 
 
人魚姫はもう一度愛しい王子様を見て、それから海へ飛び込みました。人魚姫の体は、海の「泡」になってどんどん空の上の方へあがっていきました。
 
 
人魚姫は、神様の元へ旅立ったのです。

 
 

おわりに


声を奪われた人魚姫は、王子様に真実を伝える手段を奪われたのと同じだったのです。
 
 
当時のヨーロッパ社会は識字率が低かったので、筆談という手段はなかったのでしょう。
 
 
これこそが、魔女の狙いですね。
 
 
そして、人魚姫が人間になれずに「泡」なって消えるというのは、人間至上主義のキリスト教思想が入っていますね。
 
 
ヨーロッパの昔話は、その根底に流れる文化や宗教観が日本人のものとは異なるので、昔話の教訓も違いがあっておもしろいです。
 
 
人魚姫は悲劇ですが、そんなにかわいそうではないのは、泡になって神様の元へ行けたからなのでしょう。
 
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