この記事を読むのに必要な時間は約 10 分です。


こんにちは!
 
今回は、誰もが知ってる「シンデレラ」について!
このお話は、ヨーロッパに古くから昔話として伝わる話です。
 
 
17世紀末の『ペロー童話』にも19世紀初めの『グリム童話』にも収録されていますよ。
 
 
また「ペロー童話」より前に伝わる話の主人公の名は「灰かぶり」と言います。
 
 
「シンデレラ」というのはもともとそういう意味のドイツ語で、フランス語では「サンドリヨン」と言います。
 
 
数年前ちょっと流行ったボカロ曲の「サンドリヨン」は、これをモチーフにしてるんですね。  
 

スポンサーリンク

絵本の「シンデレラ」のあらすじ

(1)継母と2人の連れ子にいじめられる


あるところに、お父さんとお母さんと、一人の女の子が楽しく暮らしていました。ところが、心優しいお母さんは、病気で死んでしまいました。
 
 
女の子は悲しみましたが、お父さんは別の女の人と結婚してしまったのです。
 
 
新しいお母さん(継母)は、2人の娘を連れてやってきました。
 
 
女の子は、継母と2人の娘にいじめられ、家事をすべてやらされて台所で寝かせられました。台所は冬はとても寒く、女の子は暖炉に残ったまだあたたかい「灰」をかぶって暖を取りました。
 
 
継母と連れ子たちは、そんな女の子のことを見て「シンデレラ(灰かぶり)」と呼びあざ笑いました。

 
 

(2)お城の舞踏会に


あるとき、お城で舞踏会が開かれ、みんな招かれることになりました。姉たちは着飾って出かけます。
 
 
シンデレラは自分も行きたかったのですが、着ていくドレスがありません。
 
 
悲しくてしくしく泣いていると、シンデレラの前に魔法つかいの女性が(仙女)が現れました。
 
 
魔法使いが不思議な杖を振ると、ボロボロの服がドレスに変わり、かぼちゃが素敵な馬車に、2匹のネズミが馬に変わりました。なんて素敵な魔法でしょう!
 
 
シンデレラは舞踏会に行けることになったのです。魔法使いはシンデレラにたった1つ命じました。それは、「真夜中12時の鐘が鳴る前には帰ること」でした。

 
 

(3)舞踏会で王子様に見初められる


美しく着飾ったシンデレラは、まるで光り輝く王女のようにきらきら輝き気品にあふれていました。
 
 
王子様は一目でシンデレラに恋をし、一番にダンスに誘いました。
 
 
目くるめく舞踏会、優しくハンサムな王子様、シンデレラは夢見心地でした。すると、どこかから鐘の音が聴こえます。
 
 
「いけない! 12時だわ!」
 
 
魔法使いとの約束の時間です。シンデレラは大急ぎで帰ろうとし、王子様に名前も告げずに駆け出しました。
 
 
あまりに急いだため、階段に片方のガラスの靴を落としてしまいました。シンデレラを追いかけた王子様は、その靴を見つけて拾い上げました。

 
 

(4)王子のお后探し


王子様は、残されたガラスの靴がぴったり合う足の女性をお妃にするとおふれを出し、自らも探し回りました。
 
 
シンデレラの家にも、とうとう王子様が家来を連れてやって来ました。連れ子の姉2人はもちろん試しましたが、足が大きくて全く靴に入りません。
 
 
そのときシンデレラがやってきて、「私にもはかせてください」と頼みました。
 
 
姉たちは「お前みたいな灰かぶりにガラスの靴なんて合うわけがないでしょう」と笑いましたが、シンデレラがガラスの靴をはいてみると、靴はまるでシンデレラのために仕立てたかのようにぴったり足に合いました。
 
 
そして、シンデレラは持っていたもう片一方のガラスの靴を取り出しました。
 
 
「ああ、あなただ、あなたが私のお妃だ!」王子様は大喜びです。王子様はシンデレラの手をとってお城に連れて帰りました。
 
 
そして、数日後、王子様とシンデレラは、結婚して幸せに暮らしました。

 

スポンサーリンク


 

グリム童話の怖い所

 

 
以上が、私たちが子供のころに絵本で読んだ「シンデレラ」のお話です。
 
 
「グリム童話」の原作には、いくつか違う記述が見られます。
 
 
魔法使いではなく鳩だったとか、魔法で変えられたのが別の者だったとかいうささいな違いはおいておくと、大きく異なるのは2点、ガラスの靴をはこうとした姉2人の行動と、最後にカットされている姉への罰です。

 
 

(1)なにがなんでもお妃にという姉たち


ガラスの靴は、2人の姉には小さすぎて入りませんでした。
 
 
そのとき、シンデレラが継母にささやきます。
 
 
「足をもっと小さくすればよいのですわ。お妃になればもう自分で歩く必要なんてなくなりますもの」
 
 
それを聞いた母親は、ナイフを持ってきて、まず1人の娘に「つま先をお切り」と命じます。
 
 
そして、もう1人の娘には「かかとをお切り」と命じます。
 
 
2人ともそうしましたが、辺りは当然血まみれです。王子と家来は、始めはだまされたものの、この人じゃないと気づきます。
 
 
「始めから気づこうよ、顔が違うだろ?」ツッコミたいところですが、昔話というのは、ちょっと謎な展開があるものです。
 
 
母が娘をお妃にさせるために体を傷つけても平気という怖いシーンですが、この継母は元から鬼女設定です。
 
 
もっと恐ろしいのは、そうさせるようにささやいたシンデレラ。
 
 
あくまでおっとりした感じでささやいてるところがなんとも陰惨な腹黒さを感じさせます。

 
 

(2)切り取られた残酷なラストシーン

 

 
「グリム童話」のシンデレラには、結婚式の日のことも書かれています。シンデレラは、嫌らしい事に姉2人を結婚式に招待していたのです。
 
 
すると、そこへ2羽の白い鳩がやってきました。そして、2人の姉たちの両目を鋭いくちばしでつつき、つぶしてしまったのです。
 
 
2人の姉たちは、生涯目が見えなくなってしまいました。
 
 
おしまい

 
 

おわりに


「白雪姫」とは違って「シンデレラ」自身が手を染めたわけではなかったようです。
 
 
それにしても、両目をえぐるという罰、これヨーロッパの昔話の罰によく登場します。
 
 
この2人の姉の罪は、シンデレラに意地悪した罪と、王子さまにウソをついた罪で罰を受けたということでしょう。
 
 
この話、私がはじめ絵本で読んだとき、「そもそも父親は何をしてるんだ?」とむかついたのですが、彼は見事に存在感を消されていますね。
 
 
後、継母への罰はないのかなとちょっと思いました。
 
 
いろいろ理不尽さが残る結末なのでした。
 
 
他の物語もご一緒にどうぞ♪

   ↓


 

 

 

スポンサーリンク