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2019年3月29日、久しぶりに京都観光バスツアーに参加しました。
 
 
今回参加したのは「お花見ツアー」なのですが、桜の時期には少し早かったです。でも、4月に入ると忙しくなるので、今日に決めました。
 
 
私は京都市の隣の市に住んでいるので観光客とは言えないのですが、このツアーは近場の人にもおすすめなのです。
 
 
特に、高齢の方や疲れやすい方、混雑が大嫌いな方、観光客多すぎて全然風情ないじゃんと思う方には、最適です。
 
 
京都駅や河原町が人でごった返していても、スイスイ目的地まで運んでくれて、入館料もランチ代も込みなので全部お任せできます。
 
 
京都は市バスがめんどうなんですよ。行先が分かりにくくて、人が多くて座れないから、移動するだけで疲れます。
 
 
私は目的地が1カ所で電車で行きにくい場所なら迷わずタクシーを選びますが、1日盛沢山に楽しみたいときは3~4カ所効率よく回ってくれるバスが好きです。
 
 
京都のタクシーの運転手さんは、観光地情報や昭和の頃の京都話を教えてくれる面白い素敵な方が多いですよ。それもタクシーに乗る楽しみの1つなんです。
 
 
京都観光バスツアーも、バスガイドさんの京都話がとても面白いです。私たちのように、近場だけど旅行気分を味わいたい人にもおすすめです。
 
 
くわしくはHPでご確認を⇒こちら
 
 
今回は、まだつぼみかな~と思いつつの参加でしたが(実際そうでしたが…)、なんと「45名」参加で満員でした。

 
 

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大覚寺・妙心寺退蔵院・平安神宮、神泉苑お花見ツアー

 

 
今回参加したのは、こちらのツアーです。
  ↓
<春爛漫、京の桜、妙心寺 退蔵院「余香苑」の紅しだれ桜と桜の平安神宮>
 
 
旧嵯峨御所大覚寺
妙心寺退蔵院
神泉苑(昼食)
平安神宮

 
 
1人9,500円です。昼食は神泉苑の「京料理」でした。
 
 
10:40に「京都駅京都駅烏丸口」から出発。所要時間は約5時間半~6時間の予定です。
 
 
スマホで事前予約を入れていたので、15分前ごろに着き窓口でお支払いすると完了です。
 
 
大覚寺は行きにくいから、観光バスで行けてうれしい。。。

 

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大覚寺と妙心寺退蔵院で御朱印をいただきました。
 
 

◆旧嵯峨御所大覚寺

 

 
11:25~12:05
 
 
大覚寺は嵯峨天皇から5代にわたる天皇が上皇となったのち院政をしいた寺院です。隠居した場所なのに「嵯峨御所」と呼ばれるのはそういうわけなのです。
 
 
嵯峨天皇は空海のパトロンで、空海とともに「三筆(さんぴつ)」の1人に称されています。三筆とは、日本の書道史上の能書のうちで最も優れた3人、あとの1人は橘逸勢(たちばなのはやなり)です。
 
 
嵯峨天皇は、いけばな嵯峨御流(さがごりゅう)の開祖でもあります。文化芸術にたしなみの深い教養豊かな天皇でした。
 
 
さて、京都の神社仏閣には「左近の桜・右近の橘」がありますが、ここ大覚寺はちょっと違いますよ。
 
 
大覚寺は「左近の梅・右近の橘」なのです。
 
 
「桜」ではなくて「梅」・・・
 
 
その理由は・・・
 
 
嵯峨天皇の時代、平安初期はまだ日本の和歌や文学などで「花」といえば「梅」だったんです。
 
 
その慣習がここに残っているのですよ。
 
 
ではなぜ奈良時代からずっと花といえば「梅」だったのに、平安中期から花は「桜」となったのか?
 
 
ガイドさんによると、桓武天皇が遷都した当初から京都は梅が少なく、桜のほうがよく見かける花だったのだそうです。
 
 
そして、桜の「花見」文化が貴族の間で流行るようになり、花といえば桜と定着していったのだとか。
 
 
日本最古のお花見の場所といわれるのが、後でご紹介する「神泉苑」です。ちなみに開催されたのはこれまた嵯峨天皇ですよ。

 

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名勝・大沢池の桜はまだ3分咲きぐらいでした。
 
「大覚寺」のHPは⇒こちら

 

◆妙心寺 退蔵院「余香苑」の紅しだれ

 

 
12:20~13:10
 
 
妙心寺は約6万平米もの敷地を誇る大きな寺院です。46の塔頭がありますが、1年中公開されているのは「退蔵院」だけです。
 
 
その退蔵院の庭園「余香苑(よこうえん)」の紅しだれ桜は、JR東海の「そうだ、京都へ行こう」のCMに過去2回取り上げられたことのある素晴らしい桜です。
 
 
京都は「しだれ桜」が多いですね~♪
 
 
しだれ桜はソメイヨシノより遅咲きなので、まだつぼみでした。でも、神社仏閣には色の濃いしだれ桜がよく似合います。鴨川沿いのような広い場所はソメイヨシノが素敵ですね。
 
 
今日は、鴨川沿いは五条から南は咲いていました。(バスで鴨川沿いを移動した)四条より北はまだほとんどつぼみでしたよ。ちょっとの距離なのに面白いです。
 
 
でも、丸山公園のしだれ桜はかなり開いているそうです。
 
 
妙心寺はJR花園駅から徒歩圏なので割と行きやすい場所にあります。ここの塔頭の1つ退蔵院には、国宝の「瓢鮎図(ひょうねんず)」があり有名です。
 


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「瓢鮎図(ひょうねんず)」は山水画の始祖といわれる如拙(じょせつ)足利義持の命で描いた作品です。現存する彼の作品の中の最高傑作といわれます。写真のものは、もちろんレプリカです。
 
 
桜はまだでしたが、人が少なくゆったり庭園を散策できてよかったです。
 
「妙心寺退蔵院」のHPは⇒こちら

 

◆神泉苑平八の京料理ランチ

 

 
13:25~14:25
 
 
昼食は二条城の隣(南)にある神泉苑で懐石料理をいただきました。ごはんとお漬物、赤だしが後で運ばれてきました。赤だしは熱々で出していただけたので嬉しかったです。
 
 
ランチはボリュームも充分で、京料理らしいやさしい味付けでした。
 
 
ここ神泉苑は、お花見発祥の地といわれています。
 
 
812年、嵯峨天皇がこの地で花見をしたのが、記録に残る最古のお花見だからなのだとか。
 
 
真言宗の寺院なので空海の逸話が残りますよ。
 
 
空海が法力で雨乞いの祈祷をし、善女龍王という神様の封印を解いて雨を降らせたという祈雨伝説です。空海の伝説は「水」に関するものが多いですね。

 

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神泉苑のど真ん中に「善女龍王社」があります。
 

 
大きなアヒルが3匹ゆほど日向ぼっこしていました。鳩やスズメもたくさん来ていて癒される空間でした。
 
 
竜王船も浮かんでいましたよ。この船は昼食場所の神泉苑境内にある京懐石料理屋さん「平八」の船です。
 
 
船の上でも料理を楽しめるんでしょうね。
 
 

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屋内の廊下が「陰翳礼讃」で素敵♪
 
 
「神泉苑平八」のHPは⇒こちら

 

◆平安神宮の神苑の桜

 

 
14:45~15:45
 
 
平安神宮は、明治時代に建てられた、名前と違ってかなり新しい神社です。
 
 
御祭神は桓武天皇孝明天皇です。京都に遷都した天皇と京都から遷都した天皇、始まりと終わりの天皇です。
 
 
平安神宮には「神苑」と呼ばれる何とも風情のある庭園があります。
 
 
私は娘と毎年、桜の時期に行ってます。
 
 
谷崎潤一郎の「細雪」、川端康成の「古都」に描かれていることでも有名です。特に「細雪」の描写が素敵です。
 
 
「神苑」は、明治から昭和にかけて活躍した7代目小川治兵衛(じへえ)さんの作庭です。
 
 
「植治(うえじ)」とよばれるこの7代目小川治兵衛さんは、唯一琵琶湖疎水から水を引く作庭が許された人なんです。
 
 
だから、平安神宮の「神苑」の池には琵琶湖の水生生物がすんでいます。琵琶湖で絶滅が危惧されるイチモンジタナゴも、ここでは世代交代しながら生存しているんですよ。
 
 
ここの一押しは「紅しだれ桜」です。谷崎が気に入ったのもこの桜でした。
 
 
紅しだれ桜と神苑の建物とのコラボレーションが、たおやかでなんとも美しいのですが、この「紅しだれ桜」は他の桜より遅咲きなんです。だから、まだつぼみだったのでした。残念!(^^;)
 
 
去年は満開に行けたんですけど…。今年より開花が早かったです。

 

  ↑ ↑ ↑
池のほとりに咲いている桜がありました。
 
 
ここも去年行ったときよりかなり人が少なく、ゆっくり庭園を散策できたのでよしとします。
 
 
「平安神宮」のPHは⇒こちら

 

おわりに

 

 
今回の日帰りツアーは、10:40出発で京都駅へ到着したのが16:30前でした。
 
 
京都駅周辺で渋滞し、バスがなかなか動かなくなります。それでもまだ桜のシーズンには一週間早いので来週よりはスムーズに動けたでしょう。
 
 
約6時間できちんとした場所で昼食をとってこれだけ回りきるのは、個人では難しいので充実した1日を過ごせました。
 
 
土地勘や時間のない観光客の方は、こういうツアーを利用すると便利なのでおすすめですよ。ガイドさんの京都トリビアも楽しめます。
 
 
今回は、京都の5つの花街の芸妓・舞妓さんの特徴・違いについて教えてもらえたのが、とてもおもしろかったです。
 
 
来月、南座へ祇園の「都をどり」を見に行きますので。ヽ(^o^)丿
 
 
次はどのコースにしようかと、考えるのもまた楽しいのです。

 
 

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