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近松門左衛門の「曽根崎心中」ゆかりの神社に行ってきました。
 
 
大阪駅から5分ぐらいの都会のど真ん中にありますよ。
 
 
「曽根崎心中」は江戸時代に本当にあった商人と遊女の心中話を題材にした作品です。その2人の心中した「露の森」の近くにある神社がここなのです。
 
 
近松門左衛門とその代表作については⇒★こちらをどうぞ♪

 
 

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「露天神」の名の由来は菅原道真の和歌だった

 

 
露天神社は4つの入り口があります。こちらの写真はその1つで、お初天神通りの商店街入り口のすぐ右側に位置します。
 
 
御堂筋沿いにあるわかりやすい場所ですよ。
 
 
今日は阪神百貨店に用があったので、足をのばしたのですが、阪神百貨店を御堂筋沿いにそって歩き、大阪第3ビルのあたりまで行って信号を渡ると到着です。

 
 

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こちらが商店街の入口で、この写真の左側の通りが御堂筋、右側に「露天神社」があります。
  

 
手水舎(ちょうずや・ちょうずしゃ)は、入って右側の別の入り口近くにありますが、狭い場所なのですぐわかります。
 
 
お参り前に、まずは手を清めましょう。

 

 
こちらが拝殿です。
 
 
「露天神社」は「天神社」なので、菅原道真をお祀りしています。
 
 
901年、道真公が藤原氏に陥れられて大宰府に左遷される途中、この地を通ったときに詠まれた御歌が残っています。
 
 
「露と散る涙に袖は朽ちにけり 都のことを思い出ずれば」
 
 
この歌の「露」にちなんで「露天神社(つゆのてんじんしゃ)」と称せられたと伝わります。(異説あり)

 
 

「縁結び」のパワースポット「お初天神」

 

 

 
 
境内には摂社もいくつかあります。その1つの稲荷神社のそばには「曽根崎心中」の主人公2人の銅像がありますよ。
 

 
心中した2人の名前はお初(はつ)と徳兵衛。
 
ヒロイン「お初」の名をとって、「お初天神」とも呼ばれます。

 

 
 

 
 
なぜか龍・・・
でも、かっこいいです。

 
 

 
 

 
なんだか、だんだんゴテゴテしてきたような気が・・・
 
 
この顔をはめて写真を撮るのって、アリですか?
土地柄が出ていて興味深いです。
 
「曽根崎心中」は悲劇のはずですが、なんだかハート型などラブラブ感のほうが強い雰囲気です。

 
 

 
お守りや絵馬も「縁結び」のものが多いです。
 
平日のお昼に行ったのですが、参拝者がひっきりなしに来ていました。
 
お昼休みなどの空き時間に、地元の人が本当にお参りをしに来ているようでした。私のような観光目的の人のほうが少なかったです。
 
そういうところは京都の有名神社と大違いで、静粛な感じがしましたよ。

 

 
 
大きなパネルがいくつか設置されていました。
 
「神社の由来」と「曽根崎心中」のあらすじが日本語と英語で紹介されていますよ。

 
 

 
 
お初と徳兵衛の絵が描かれた絵馬やハート型の絵馬が特徴的です。
 
 

 
 

 
 
「曽根崎心中」のあらすじは、このパネルとをよく読むとバッチリですね!
 
 
でも、最後は心中してしまうアンハッピーエンドな話です。
 
 
「あの世で結ばれた」ということでも「縁結びのご利益」が期待できるのかなとちょっと思ってしまいました。
 
 
大阪駅から徒歩5分ほどの場所なので、興味のある方は行ってみる価値はあるかと思います。
 
 
私のよく行く他の「天神さん」」、北野天満宮、大阪天満宮、上宮天満宮などちょっと雰囲気の違う「天神社」で面白いです。

 
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